2023年ももうあと2か月を切りました。暖かい秋ももう終わりそうです、早いですね。日本の個別株は現在28銘柄を保有しています。そのうち27銘柄の決算が発表されました。
決算発表内容
- 上方修正銘柄 9銘柄
- 増配銘柄 6銘柄
- 自社株買い 1銘柄
今回の決算発表で上方修正を発表したのは9銘柄/27銘柄、増配が6銘柄、自社株買いを発表したのは1銘柄。次は決算発表後の株価の動きを見てみました。
好決算発表後の株価の動き
- 2914: JT 決算発表後株価上昇率 5.65%
JTは今期の業績予想を上方修正しましたが、増配の発表はなされませんでしたが、同社が掲げている株主還元率75%を予想EPS261円からすると196円(現行より+8円）の配当になるはずですが、発表はありませんでした。ちょっと残念です。自社株買いでも予定しているんでしょうか。株価は上がっているので問題ないですが。
- 6358：酒井重工業 決算発表後株価上昇率 13.65%
酒井重工業は今期の業績予想を上方修正し、増配(215円→270円)を発表し株価は急騰しました。この銘柄を購入してから1年半ほどですけど株価はほぼ倍化しました。私の日本株の経験では初めてです。取得価格からの配当利回りは9%ほどになっているのでがっちりHoldです。
- 4008：住友精化 決算発表後株価上昇率 1.9%
住友精化は今期の通期業績予想を上方修正しました。増配の発表こそなかったものの、自社株買いを発表し株主還元率を現行の40％から50％へ引き上げるとの発表を行いました。発表後、株価は堅調で今後も期待したいです。
- 5334：日本特殊陶業 決算発表後株価上昇率 8.38%
日本特殊陶業は今期の通期業績予想を上方修正、増配(133円→160円)を発表しました。発表後株価は堅調です。EV化の流れにより、エンジン車のプラグパーツの売り上げ減少が懸念され今後の業績に暗雲垂れこめていましたが昨今のEV化の懸念が報道され始め少し全個体電池実用化までのタイムリミットの延長により今後も安定的な業績を出すのではないかと思っています。
- 7942：JSP 決算発表後株価上昇率 -6.03%
JSPは今期の通期予想を上方修正しましたが、増配などの情報開示がなく、株価は下落しています。私はQUOカードが欲しいのでこの銘柄は優待が無くなるまで保有します。
- 8425：みずほリース 決算発表後株価上昇率 9.42%
みずほリースは増配(166円→172円)の発表を行い、また、株式分割(1株→5株)を行うと発表しました。同時にQUOカードの株主優待の廃止連絡がありました。株主優待廃止は痛いですが、増配、分割報道が好感されているようです。配当生活を夢見る私の見地で言うと±0なんですが、株価は好感しているようなのでHold継続です。
- 8058：三菱商事 決算発表後株価上昇率 4.25%
三菱商事は増配（200円→210円)と株式分割（1株→3株)を発表後、一時は下落しましたがまた戻してきました。なかなか良い感じです。
- 7148：FPG 決算発表後株価上昇率 5.00%
FPGは9月決算企業で前期の決算を上方修正。前期の期末配当(65.6円→73円）、今期の配当も77.5円と増配を発表。その後株価は堅調に推移しています。この銘柄もHold継続です。
- 5401：日本製鉄 決算発表後株価上昇率 -1.93%
日本製鉄は今期の通期業績見通しを上方修正しましたが、増配、自社株買い等の発表はなし。そのためか、株価は弱含んでいます。このまま、この配当を維持してもらえれば問題なしです。
まとめ
まだ、決算発表後の株価の動きが未明なものが何銘柄かありますが、今回の上方修正を発表した銘柄はよほどの修正でなければ株価は鈍い反応を見せています。しかし、今回の上方修正を行った9銘柄のうち年初来高値を更新したのは2914：JT、6358：酒井重工業、4008：住友精化、8425：みずほリースの4銘柄もありました。銘柄により事前の期待が高かったものの割合がいつもより高いのかもしれません。本格的な株価上昇はまた、別のエネルギーがないと難しいのかもしれませんね。
コメント