2024年のシナリオを考える前に
2024年のシナリオ考える前に現状を整理したいと思います。
米国市場
- 米国市場の3指数(DOW30、S&P500、NASDAQ)とも最高値付近
- 米国10年債利回りは3.9%、2年債利回りは4.3%と逆Yield発生中
- 23年11月米国インフレ率は3.1%
- 23年11月米国失業率は3.7%
- 2024年は大統領選
日本市場
- 日本市場は日経平均、TOPIXはバブル後最高値圏で推移
- 日本10年債利回りは0.62%
- ドル円は142円程度(24年ぶりの円安圏)
- 日銀は引き続き緩和継続(北陸の震災の影響で金利正常化は遠のく可能性)
- 新NISAスタート(非課税枠は年360万円)
その他状況として、中国のかなり強い景気後退、新興国の債務超過によるいざこざの勃発が気になります。
自分の考えるシナリオ①
米国市場は逆Yield carveを解消しながら、2024年は全体的に株高、債券高が進む。日本市場では円安が思ったより進まず堅調な推移で、日本株は過去最高益を更新。日経平均、TOPIXは年末まで上げ下げしながら、バブル後過去最高値更新を目指す。
このパターンの場合、今の私のポートフォリオで問題ないと考えています。日本株高配当、全世界株、REITなどの高配当銘柄を持っている私のポートフォリオを変更する必要はないと考えています。
自分の考えるシナリオ②
こちらの方はあまり考えたくないのですが、年序盤までは米国、日本ともに上昇基調。しかし、何かしらの影響で年後半大きく下落。信用不安が起こりドル安、世界中で金融緩和合戦が起こり、株価は大暴落。信頼性の高い債券が高くなる事態に陥る。
うーん。このシナリオは誰も起こってほしいと思っていないと思うのですが、何となく2008年の前の感覚に似ているんですよね。根拠はありません。ただ、当時は株価が上がったら暴落が来るという認識で利益が出たら半分利確。その後は静観スタイルで、リーマンショックは私はダメージを受けませんでした。理由は簡単。倍になったら半分売る戦略が機能していたからです。ただ、今はそこまで利益が得られていません。ドーシヨー。
債券買い増しが正解か?
正直、未来のことはわかりません。ただ、シナリオ②に対応できるように現在、かなり金利の高い米国短期債券の購入を検討したいと思います。微妙な損覚悟で。本で読んだゲーム理論の応用ですね。さあ、人生は楽しいですね!
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